遠く海より来たりし者

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カブトガニの血は青い。
それは銅を含んだヘモシアニンによるもので
鉄を含んだヘモグロビンによる
赤い血とは血の色が全く違う。

カブトガニには白血球がない。
青い血は変形細胞で
細菌がほんの僅かでも体内に侵入すると
体内にネバネバしたバリアを張って細菌から身を守る。
こうして古生代より彼らは命をつないできた。

これがあだとなって新薬に細菌が混じってないかを
確認するために、カブトガニの血液を使うそうで
全体の1/3ほどの血液を採取した後、海に返されるようだが
採取の最中に死んでしまうものもいれば
生きて海に返されても、生き残れる個体は少ないのだとか。
そりゃあ、体中の血液の1/3も抜かれたらダメージがあって当然だし
メスが産む卵の数も激減するそうで
彼らにとっては全く迷惑なことだろう。

近年、これに代わる科学化合物で
細菌の有無の検査をするようになったとの話を聞いたが
そんなものがあるのなら
早くそれを使ってりゃよさそうなものだけど…



数年前、ちょっとした手術をした際
麻酔を投与された。
麻酔をするほどのことでもないだろうと思っていたのだが
医学についてはしろうとなので医者の指示に従った。
手術は無事終わったが、小さな怪我でも注意するように
外出は極力控え、夏場でも長袖の服を着
手袋も着用するように言われた。

ある日、尾てい骨あたりに突起物が生えてきて
しかも日に日にそれは固く長くなってきた。
そんな折、ふとした不注意で手を切ってしまった。
そして、そこからは青い血が…





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by kagura-x | 2018-10-05 08:07 | Trackback